O脚に関する基礎知識

1. O脚って何?

  • O脚って、どんな脚のことでしょう?
 「足をそろえた時、膝の間があいている」「脚が曲がっている」・・・など、一般的なO脚のイメージは、「脚が曲がっていて2本の脚の間にすきまができている状態」ではないでしょうか。辞書(広辞苑)で調べるとこんなふうに書いてあります。
 
「直立すると、下肢がO字型になる、正常でない脚」
*「下肢」とは「脚」のことです。
 
では、 「直立姿勢ってどんな姿勢?つま先はそろえるの?外へ向けるの?」 「O字型って脚のどこがどうなっている状態?」 ・・・・・実は具体的なことは決まっていません。 一般に使われている「O脚」という言葉には、厳密なはっきりした定義はないのです。 

ただおおざっぱに、立つと両脚の間が「O字型になる」脚がO脚なのです。
 でも、O脚って、よく見てみると、色々な形のO脚があります。
ひとくちにO脚と言っても実はいくつかのタイプがあるのです。

2. O脚ってどこが悪いの?

  • O脚はどこが悪くてなってしまうのでしょう? 悪い点は色々あるのですが、大きく分けると2つの要素があると、当店では考えています。


    • 骨が曲がっている (難しく言うと、骨自体の湾曲やねじれが強い、骨の形態異常)


    • 関節がゆがんでいる
 (難しく言うと、関節面の連結の仕方、関節の位置異常)


    ※もう一つ、筋肉のつき方が悪い(外側ばかりに筋肉がついている)ということも考えられますが、これは1.2.によって2次的にひきおこされることなので、上には含めないでおきます)



    2つともO脚を形作る要素になりますが、一般に整形外科のお医者様が「O脚」というと、1.を指していることがほとんどです。

    医学的には、立っていようが寝ていようが、正面から見て脚が外側へ曲がって変形しているものがO脚とされています。 現在でも多くの整形外科の先生はこの定義を用いています。

 ですから、医学的に見ると、 「O脚は骨の変形であるから、成長後は手術以外では直らない」 とされてきました。

確かに成長後は骨の変形は直りません。 しかし、このタイプのO脚以外にも、立った時、「O字型になる」脚はあります。2.の場合です。 2.のような関節の歪みからなるO脚は、骨の変形によるものではないので、関節の柔軟性を取り戻し、関節の状態を本来の正しい位置に戻していく矯正により、改善していくことが可能なのです。 このように考えると、O脚は直る、と言えるのです。

 「O脚」を、一括して「直る」「直らない」と決めることはできません。 自分のO脚の状態、タイプを、まず知ることが重要です。

3. O脚の2つのタイプ

  • O脚を作る2つの要素から、O脚には大きく分けて2つのタイプがあると、当店では考えています。
 


    1.関節のゆがみによるO脚~若い女性に多いタイプ

    脚の骨は曲がっていないのに、脚の関節の連結面のゆがみ―ずれやねじれなどの位置異常―のため、正面から見ると「O字型の脚」になってしまうタイプです。


    このタイプのO脚は、若い女性に多いです。
 骨自体に変形と言えるほどの湾曲やねじれはありませんが、下半身の関節(骨盤、股関節、膝関節、距骨下関節)にゆがみがあるため、脚が曲がって見え、膝の間にすき間ができるのです。

    (「美脚LESSON」P.8より)
 image

    イラストのように、下半身の各関節のゆがみにより、ももの骨(大腿骨)、膝下の骨(脛骨、腓骨)、足の関節の周りの骨(足根骨)が皆、内側に回りこむように動きます。 更に膝の裏をななめ後ろへ伸ばしきるため、ももの付け根(大転子)は外側に持ち上がり、膝のお皿は内側を向きます。 そして足の関節の付近では内くるぶしや、足の内側の骨(足根骨)が出っ張り、かかとの間に隙間ができます。大転子が外側に張り出すと、股下が開き、垂れ尻の原因にもなってしまいます。

    2.骨の形によるO脚~男性や年配の方に多いタイプ



    骨そのものの形からきているO脚です。 1.のような「骨が曲がって見える」のと違い、「骨(特に膝下の骨)が実際に曲がっている」場合です。 また、骨がねじれている場合もあります。
 骨の湾曲が主体のO脚は男性のO脚や、年配の方のO脚に多いです。
 骨自体に変形と言えるほどの湾曲やねじれはありませんが、下半身の関節(骨盤、股関節、膝関節、距骨下関節)にゆがみがあるため、脚が曲がって見え、膝の間にすき間ができるのです。
 骨のねじれが主体のO脚は若い女性のO脚にも見られます。
 更に、身長に比べて骨盤(の横径)が広い、骨の末端部分(くるぶしなど)の形が大きい、といった骨格全体におけるアンバランスによりO脚になっている場合もあります。
 より具体的にO脚を作る要素をあげておくと、横径の広い骨盤、大腿骨の付け根の角度の異常、脛骨(膝下の骨)の湾曲やねじれ、足根骨(踵骨や舟状骨)の形の異常、などがあります。
 まっすぐな脚
(膝が前を向いている) 関節のゆがみによるO脚
(膝が内を向いている) 骨の形によるO脚
(膝が前を向いている)

4. O脚はどのくらい直る?

  • 大きく2つに分けましたが、全てのO脚がこの2つの内のどちらかに分類されるのではありません。 実は、ほとんどのO脚の人が、多かれ少なかれこの2つのタイプの要素を両方とも持っていることが多いのです。 しかし、その混合割合が個人個人で違ってきます。

 ごく一般的に言うと、若い女性には主に関節の歪みからできるO脚の要素が多く、男性や年配の方には骨の形からできるO脚の要素が多いと言えますが、基本的には個人差が大きいです。

 関節のゆがみの要素と骨の形の要素、どちらが多いかで、どの程度まで矯正が可能か予想できます。 関節のゆがみの要素は直すことができますので、この要素が多いO脚の方は、O脚がより改善されます。

 また、骨の形の要素が多いO脚の方でも、必ず関節のゆがみの要素も持っています。 ですから、矯正によってその部分を直せば、今現在のO脚よりもよい脚の状態にすることが可能ですし、それ以上O脚が進行することも防げますので、「直らない」とあきらめることはありません。

 当店ではカウンセリングにて、お客様のO脚がどんなタイプか、どの程度まで直るかを判断いたします。 そして一時的ですが、関節のゆがみをとった矯正後のお脚の形を作り出し、お客様ご自身にご覧いただいています。

5. 理想的な脚と正しい脚

  • 美しい、理想的な脚・・・・とはどのような脚でしょうか? 細くて、まっすぐで、脚をそろえると膝がついていて・・・・と考える方が多いと思います。 理想的な脚に関して具体的に見て見ましょう。

 
1. 前から見た場合 image 前から見た場合つま先をそろえて(足の親指の付け根から足の内側をつけて)立った時に、
踵、内くるぶし、ふくらはぎ、膝の横(の少し出っ張ったところ)、太ももの1番太いところ、の5個所がついていて、他は少しあいています。
 (全部ぴったりついてしまうのでは、太っている人。付くべきところとあくべきところを知っておきましょう)。

 そして大切なのは膝がしらがまっすぐ前を向いていること。 また膝の外側の下方が出っ張っておらず、なめらかなラインになっていることです。 



    2. 横から見た場合 image

    • 横から見た場合まず膝の裏が少しくぼんでいて、膝が反っていないこと、逆に曲がりすぎていないこと。

    • 腰がえびぞっておらず、適度な傾斜のヒップラインであること。
    • 猫背でないこと。
    • お腹が突き出ていないこと。
    



    3. 後ろから見た場合 image 後ろから見た場合付くべきところとあくべきところは前から見た場合と同じです。 更に、ももの付け根が外側に張り出しておらず、ヒップから太ももへ至るラインがなめらかなことです。 そして、お尻の下に余分な肉がなくすっきりしていることです。
 ここのあげた理想的な脚の条件全てを兼ね備えた理想的な脚の方は、実は、めったにいらっしゃいません。 モデルの方でもそう多くはありません(モデルの方は概して細い方が多く、細すぎると脚が曲がっていなくても、関節がゆがんでいなくても、脚の間はすき間があいてしまいます)。 
このような理想的な脚のためには、


    • 身長に見合ったバランスのとれた骨格
(骨の長さ、骨末端部の出っ張り具合、骨盤の大きさ)
    • バランスの取れた筋肉・脂肪のつき方(細からず、太からず)

    • ゆがみのない関節
この3つがそろっていなくてはならないのです。



    下半身の全ての部位で、この3つの条件を全て持っている方は実は非常に少ないのです。私達の骨格は、顔や性格と同じように一人一人個性があります。ですから、元来持っている骨の形や大きさはお一人お一人で異なっています。

    1.に関しては千差万別なのです。そのため、ご自分の理想通りの脚が100%実現するかと言うと、これは実は難しいことなのです。 内くるぶしがごつんと大きい方は、どうしてもそれがぶつかって膝の間は開いてしまいます。

ですから当店では、お客さまお一人お一人が、ご自分の骨格と体格に合った、正しい脚を目指すことが重要であると考えています。

 脚の矯正とは、「人間本来あるべき正しい形(角度)の脚にすること」です。そのために第1に重要な事は、3.を目指すこと、すなわちゆがみのとれた、関節の位置関係が正しい脚を目指すことなのです。 これは2.を目指すためにも必要なことですし、ゆがみのない関節は、血行やリンパの流れ、神経の働きをよくすることとなり、健康面でもプラスを作ります。 骨の形それ自体を変えることはできませんが、当店では、関節にゆがみのない脚=正しい脚と考え、これを矯正によって作り出しています。ゆがみのないきれいな脚は、特に膝の上下のラインがまっすぐな脚になります。

6. ゆがみのない脚=「正しい脚」の見方

  • 関節にゆがみのない正しい脚とは、足先を正面に向けて立った時、次のような条件を満たしています。


    • 膝を曲げていないし、伸ばしすぎてもいない(反っていない)

    • 膝がしらが正面を向いている

このような脚は、1本1本のお脚の、特に膝の上下のラインがまっすぐで、きれいなすらっとした脚になります。
    正しい脚
(膝もついている) 正しい脚
(膝はついていない)
    しかしこの条件を満たしてお脚の関節にゆがみはなくても、骨の形やお肉の付き具合によっては、膝の間にすき間があることもあります。 これは元来持っている骨の形や大きさなどに影響されるためです。

 当店では、まず一番大事なことは「お脚1本1本がゆがみのない、まっすぐな脚を目指すこと」、次に大事なことが「両脚の間のすきまをなるべく小さくすること」と考えています。 できるだけまっすぐな脚に、それからできるだけ両脚を寄せていく、ということです。

7. 無理な矯正は新たなゆがみを作り出す

  • このもともとの骨の形や大きさを無視して、無理に膝と膝をくっつけようとすると、膝がしらは内向きになり、膝は曲がってきてしまいます。 これは新たな関節のゆがみを作り、正しい姿勢もくずしてしまいます。 ですから、ただ単に膝をくっつけるような矯正は、逆に脚のゆがみをひどくして結果的にはO脚を進行させることにもなりかねません。

 O脚の方は、とにかく膝をつけたい! と考える方が多いですが、膝をつけることを一番に重視すると「ゆがみのない正しい脚」ではなくなってしまうことがあります。
 例えば、

    • 膝がしらを内側に入れて、膝を曲げて、膝をつける

    • 両膝に力を入れて無理につける
    • つま先を外側に開いて立ち、膝をつける
    O脚 1. 2. 3.
    
このような方法で、膝をつけたとしても、関節のゆがみはそのまま残っているか、更にゆがみをひどくしてしまう恐れがあります。 やっていただきたくない方法です。

 1. は膝が内向きになりゆがみをひどくしますし、膝を曲げた立ち方は正しい立ち方ではありません。
 2. はこれを続けていると、膝が内向きになるゆがみをひどくすると同時に、膝の内側が出っ張ってきて、膝関節の部分にX脚のように折れができ、O脚だったのがXO脚という複雑なゆがみになってしまいます。
 3. のようにすると、膝がつけやすくなりますが、脚のラインそのものは全く変わっていません。かつては、矯正前はつま先をそろえて写真をとり、矯正後はつま先を開いて写真を撮り、「O脚が直った」というトリックを使った写真が多く見られました。

 ただ単に膝をくっつけるということにとらわれると、新たなゆがみを作ってしまうことがあります。 ですから、まずは「お脚1本1本にゆがみがない、まっすぐな脚」を目指してください。 それが本当のきれいで健康的な脚なのです。

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